インバータ機の導入という省エネの定石に、少しの工夫を加えることで、さらに低圧化、より大きな省エネ効果を実現。

課題背景
  • コンプレッサ設備の省エネを図りたい
  • コンプレッサ設備の低圧化を図りたい
ソリューション

インバータ機+ライン圧制御+台数制御の導入

成果
  • 吐出圧力1.5bar低減
  • 年間約160,000kwhの消費電力削減
導入機器

VS55A4*1台、SG55A4*2台 +ライン圧制御(OPTION)

ポイント

1.インバータ機+ライン圧制御+台数制御 導入

従来は定速機のみで運転していたが、設備側の稼働台数によって、必要な圧縮空気量も大きく変動することから、コンプレッサは、各運転状況に応じて最適な省エネが見込めるインバータ機を選択。

また、インバータ機にはライン圧制御を導入し、末端の圧力を検出しての容量制御を実施。圧力設定に余裕を持つ必要がなくなり、常にユースポイント近くで最適圧力設定での運転ができることから、従来の定速機のみの運転時と比較し約1.5barの圧力低減を実現。

加えて、コンプレッサ標準機能の台数制御機能を活用することで、同時に運転する定速機もインバータ機と同じ圧力での運転が可能となり、システム全体で約13%(年間約120,000kwh)の省エネを実現。

Before

定速機3台
コンプレッサからユースポイントまでの機器、配管による圧力損失が変化するため、余裕を持った設定圧が必要

定速機3台 コンプレッサからユースポイントまでの機器、配管による圧力損失が変化するため、余裕を持った設定圧が必要
After

定速機2台、インバータ機1台
ライン圧制御により末端圧を検知し容量制御することで、ユースポイント近くの圧力設定が可能に

定速機2台、インバータ機1台 ライン圧制御により末端圧を検知し容量制御することで、ユースポイント近くの圧力設定が可能に