捨てていた熱エネルギーを回収・有効活用。
水冷式オイルフリー向けの温水回収ユニットを開発。コンプレッサの熱エネルギーを回収し、他用途への有効活用を実現。工場全体のエネルギー効率を高め、CO2排出量の削減に貢献します。
温水回収システムとは?
【通常稼働】回収できる熱エネルギーを大気中に放出。
コンプレッサに入力される電気エネルギーは、空気の圧縮過程で熱エネルギーに変換されます。通常のエアコンプレッサでは、熱エネルギーのほとんど(90%以上)が、クーリングタワーなどから放出されていました。
【温水回収】熱エネルギーの最大92%を回収、有効活用※ ※条件により変化します。
温水回収仕様を導入することで、これまで廃棄されていた熱エネルギーの最大92%以上を回収。回収した熱を有効活用することで、工場のエネルギーコスト(電気・ガスなど)・CO2排出量の大幅削減に貢献します。
*現在お使いのコンプレッサ(ALEIV)への温水回収システム追加も可能です。 *コンプレッサの一部改造が必要です。
温水回収ユニット
コンプレッサで発生する熱量を徹底回収。
冷却水ラインを改造することで、ガスクーラ(インター・アフタークーラ)はもちろん、オイルクーラ、圧縮機本体からも熱を回収。
エネルギーロスを最小限に抑えた設計。
コンプレッサ内の空気ラインの改造は不要で、空気ライン変更による圧損増でのエネルギーロスが発生しません。
安全性・静音性に配慮したパッケージ。
温水回収用クーラ、高温になる空気配管がパッケージの外置きにならないため、騒音の発生を抑えながら安全な作業環境を維持。
系統図例
回収した熱エネルギーは幅広い目的に再利用できます。
環境にも経営にも、大きなメリットをもたらします。
温水回収効果(ボイラ給水予加熱用途、温水温度:40℃→75℃時)
〈試算条件〉吸込空気条件:30℃75%RH、吐出圧力:0.7MPa、コンプレッサ:常時LD運転(負荷率100%)
年間稼働時間:8,000hr、電力単価:25円/kWh、ガス代単価:120円/m3
都市ガス発熱量(低位)9,700kcal/m3、ボイラ効率:96%、CO2排出係数:(電気)0.55kg-CO2/kWh、(ガス)2.29kg-CO2/m3
※温水回収温度、システムによって削減効果は異なります。