パストライザー工程へのヒートポンプ導入で大幅な省エネ・省コストを達成

飲料充填後の容器の加熱殺菌にボイラ蒸気を利用し、ラベリング時に冷却塔の冷水を使用していた工程に冷温水同時取出ヒートポンプを導入し、既設ボイラの焚き減らしを主としたエネルギーの効率化を実現。

製造原料の蒸留工程へのヒートポンプ導入で蒸気の焚き減らしを実現

従来、製造原料を蒸留する蒸留塔の塔底を加温するためにボイラー蒸気が使用されていたが、ここに蒸留塔のコンデンサ冷却水排熱を回収するヒートポンプを導入し、生成した温水をボイラの代替として塔底の加温に使用することでボイラ蒸気の焚き減らしを実現。

サーバー室空調へのヒートポンプ利用によりエネルギーの効率化を実現

データセンターでは無数のサーバーが設置されており、サーバーからの放熱により高温となった室内を冷却する必要があり、人が作業する執務室内には季節により暖房が必要となる。ここに高効率なヒートポンプを導入し、効率的なエネルギー利用を実現。

好気性排水処理工程および洗浄工程へのヒートポンプ導入で脱炭素へアプローチ

食品工場で発生する排温水を好気性排水処理に適した温度まで下げる目的で冷水を使用し、同時に発生する温水を生産装置の洗浄用温水として利用することで、既設ボイラの負荷低減による省エネ・省CO₂を実現。

純水加熱工程へのヒートポンプ導入でエネルギー利用の効率化を実現

温排水からの熱を回収することでヒートポンプを活用。排熱回収により生成した温水は半導体の洗浄に利用する純水(半導体基板洗浄水)の加熱に利用し、加熱源をボイラーからヒートポンプに変えることでエネルギーの効率化を実現。

電着塗装前処理工程へのヒートポンプ導入で大幅な省エネ・省コストを達成

自動車のボデーの電着塗装前の湯洗、脱脂、化成処理工程においてボイラーの代わりに温水を供給、高温になった電着槽の冷却工程においてターボ冷凍機の代わりに冷水を供給することで、冷温双方の工程で省エネ・省コストを実現。