機械系
2012年入社
播磨工場 技術部 オイルフリー室
開発グループ
Q:入社を決めた理由を教えてください
将来ものづくりに携わりたいと考えて大学は工学部に進み、微小な機械を作るマイクロエンジニアリングなどを学んでいました。私が、入社を決めたきっかけは、学生時代に当社のインターンシップに参加したことです。(当時は神戸製鋼所)
人事の方をはじめ社員の雰囲気がとても良いこと、加えて仕事へ取り組む社員の方々の姿勢に惹かれ、当社を選びました。入社してから約9年たちますが、風通しの良い社風は変わらず、「人の力で動いている会社」だと感じています。
Q:仕事内容を教えてください
私が携わっているのは、オイルフリーのスクリュ空気圧縮機(コンプレッサ)の本体設計です。新製品の開発から従来機の生産改善・品質対策まで、幅広く専門的に関わっています。現在注力している仕事は、世界市場に向けたオイルフリーのコンプレッサを提案するため、本体の生産基盤を強化しつつ、用途に合わせたサイズ展開などの機種開発を進めていくことです。
開発担当は、機械の設計計算やコストなどものづくりだけを担当するのではなく、その製品開発の中の「旗振り役」となることが求められます。多くの部署の人と会話し、会議や打合せの場で、製品の目的・想い・意図を伝え、人を動かさなければなりません。スケジュール管理や仕事依頼など、コミュニケーション力が求められる、プロジェクトの中心となる重要な役割です。
Q:仕事のやりがいを教えてください
設計した機械本体が問題なく工場で生産され、お客様のもとへ出荷されていく様子を見ることが、達成感を得られるときです。
また、現行品のトラブルなどを受けて品質改善業務にも携わりますが、機械製品には理論通りにならない部分も多く、試行錯誤の末に設計変更をしたことで品質が改善されたという情報を聞くと、頑張ってよかったと感じます。
Q:今後の目標やビジョンを教えてください
開発の現場には、現役で活躍する熟練した先輩社員や、豊富な経験や技術的知見を持ち頼りにされている再雇用のベテラン社員など、多くのロールモデルが周りにいます。
私自身のキャリアとしては、このまま本体設計関連に携わり続けて、開発の能力を活かしたいと考えています。将来的に管理職になったとしても、現場から離れるのではなく、技術的分野の主任のような現場で活躍できる立場になりたいです。専門技術者のようなキャリアが社内にできれば、管理職という枠組みではない道も開けるかもしれません。
開発者の探究心としては、コンプレッサの本体設計については、まだまだ分からないことが多くあり、実際の製品に関連する部分でも、学問的にも研究されていない領域も多くあります。そんな技術的な分野の研究を深め、専門性をより高めていきたいと思っています。